銭湯百物語 湯の華奇談

お湯の中を舞う「湯の華」は、まるで現生を彷徨う魂のよう。

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 これは、わたしが大阪市内の会社でサラリーマンをしながらスーパー銭湯の開業に向けての仕事をしていた頃の話だ。  当時のわたしは何事に対しても要領が悪く、業務を溜め込んでは毎晩日が変わるぐらいの時間まで残業を繰り返していた。この頃はまだ残業がそこまでの悪と位 ...

 同僚Nがバイク事故で右腕を骨折し、しばらく休むことになった。(第三話 傾いたエアコン) そんな訳で勤務シフトに穴ができ、普段入ることが少なかった閉店時間帯の勤務を任されることが多くなった。当然、閉店作業を伴う業務を行うわけだが、これがなかなか重労働であっ ...

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